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  • JaporiMama

特性ある子の歯医者さん通いでの悲しい体験

先日、ボーイズ(年子幼児)を歯医者さんへ連れて行きました。


2回目の場所です。


超繊細っ子で、病院へ連れて行くのが本当に大変なほっしゃん。

もう4歳だし、ほっしゃんとの信頼関係のことも考え、騙し討ちも出来ない。

歯医者に向かう車中で、「どこ行くの?」と聞かれ、ちゃんと答えたら、号泣が始まりました。


ちなみに、ほっしゃんに特性があり、通院は本当に大きな難関であること、事前に伝えています。何度通うことになってもいいから、嫌な体験にならないように、少しずつ少しずつ進めてほしいと伝えました。


一回目の時は、座って帰るくらいかなと思いきや、ほっしゃん、泣きながらもめちゃめちゃ頑張って、歯磨きをしてもらっての帰宅でした。今も虫歯もないし、今日も歯磨きをされるだけです。だけど歯につけられる染め出し液の味も嫌だし、目の前で光るライトも嫌だし、全てが怖いんですよね。


なんとかかんとかおだてながら歯医者へ到着しましたが、こわいこわいと号泣。



本当に恐怖におののいた表情で、涙をいっぱいうかべ、私の目を見つめて、「マミー、ドキドキしてきた…」と震え出しました。本当にこわいんだな…と胸が痛くなります。


でも、ひともんちゃくのあと、「マミーのお膝に座ってもいいよ。そうする?」というところでなんとか決着をつけ、診察室へ向かいました。

号泣しながら、「味のやつ(歯の磨き残しの染め出し液)がいやだ~!!!!」と先生に訴えます。


私「先生、その味するやつなしで磨いてもらうことできますか?」


先生「うーん。やっぱりこれやった方が、どこが磨き残してるかわかるからね~」


ほっしゃん「いやだー!!!その味のやついやだ~!!!(←喉壊れるほどの号泣)」


先生「じゃあ、これ嫌やったら、(ママの膝ではなく)自分で座ろか。ママの上で座るんやったらこれしよ。どっちかひとつ選び。」


…。え?

なんかその先生の発言に、やや疑問を抱いた私。

なんなん、その愛情のない選択肢。歯磨きするだけやろ?ママの膝の上で何があかんの?

しかも染め出し液で磨き残しの場所をわかりやすくしたところで、この子が、鏡をもってそれをみるような精神状態にないことは明らかで、それなら、染め出し液使わなくてもよくないか?


やや疑問に思いながらも、とにかくほっしゃんをなだめるのに必死な私。


とにかく、こんなに泣いてるので、染め出し液をされるのだけはかわいそうだから、ほっしゃんに、「マミーすぐ横にいてあげるからね」と椅子に座らせました。


ほっしゃん、すごい号泣です。まれにみるレベル。

でもね、頑張ったんです。嫌なのに、私の膝からおりて、自分で椅子に座りました。

誰かに押させつけられてるわけでもないし、逃げ出すこともできたけど、逃げずに号泣しながら座っていました。

そして、自ら口を開けていました。口を閉じて拒否することもできたけど、大粒の涙を滝のように流しながら、張り裂けんばかりの声で泣きながら、口を開け続けました。


そしたら先生。

「これはね、甘えてるだけですからね。泣いてるからってここでやめたら、泣いたら逃げれるって思ってもう次できなくなるから、お母さん気にしなくていいですよ。この子は全部ちゃんと理解して泣いてますからね。甘えて泣いたはるだけやから、気にしなくて大丈夫ですよ。」


ブチっ。

私、ひさびさにプチンときてしまいました。


泣いたら免れられるって思って泣いてる感じに見えますか?胸がばくばくしてきた…でも頑張らないと…って葛藤してた姿見てましたよね???


「(歯磨きだけやし痛くはなくても)こわいよな、こわいのによく頑張ってるな。ちゃんとお口上手に開けれてえらいな」とかないんですか?


“泣いたら逃げれると学ぶから、ここでやめない”って、そんな行動療法みたいな理論振りかざす前に、いち子どもが頑張ってることを認める気持ちはないんですか?


「この子は全部わかってますからね」って言うならば、あなたのその子どもを馬鹿にした語りも全部聞こえてますよね?


「お母さん心配しなくて大丈夫ですよ」って、なんの話?子どもが泣いてることを心配してるとでも思って上から言ってくれてるけれど、私が一番心配なのは、あなたのその馬鹿にした語りに、子どもが傷ついていないかです。


「小児専門歯科」を標榜するなら、特性ある子のこともうちょっと勉強したらどうですか?


って、声には出さず、心の中で叫んでいました。


この先生が言ったことは間違いではないと思います。「泣くからやめてもらえた」という体験をしたら、今度はもっと泣いて抵抗する可能性がある。だから「泣いても頑張ったらできた」という体験をした方がいいという考え方。私もそこにはそれほど異議はないし、この日も、もちろん頑張ってさせるつもりでしたし、最後までそのつもりでした。


ただ、泣いて一生懸命口をあけて頑張っているほっしゃんの口を磨きながら、「頑張ってるね」の一言もなく、「この子はわかってやってますよ。甘えてないているだけです」と言ったこと。施術が終わっても、頑張ったねのひとこと、なかったこと。それで、ほっしゃんのこと、特性のある子のことをわかったように、言ってきたこと。


それが許せませんでした。もうぶわーって言おうかなってほんとのど元まで出ていたんですが、冷静になるべきだと思ったこと、なんだかんだでこの歯医者にまた来ないといけなくなるかもしれないと思ったこと、そしてこの日もほっしゃんの次にてんちゃんをみてもらう予定だったこと、などが重なって、黙って、ただ目は殺人鬼のような目をしてしまっていたかと思います。


そして全てをみていた賢いてんちゃん。いつも嫌とは言いながらもそんな抵抗しないてんちゃんが、すっごいすっごいすっごい涙を目に浮かべて、本気で嫌だと訴えて、逃亡。自動ドアを開けての逃亡劇です。この子が逃げると決めたら、本当に逃げる。


そしてふと思いました。こんな嫌がってるし、この先生にまた、「甘えてるだけですよ」って言われるだけやし、頑張らんでいい。なので、てんちゃんはもう受けさせずに帰途につきました。てんちゃんは、「泣いたらやらなくて済んだ」という体験になってしまったかもしれないし、そこは私のミスです。だけど、わが子がまた「甘えてるだけ。全部わかってやってますよ」って言われることの方がなんか受け入れられず、そういう選択をしてしまいました。


特性のある子の通院。ほんと、本人も、ママたちも大変ですよね。

理解してくれる歯医者さん探し、始めます。

どこかお勧め知ってる方がおられたら、教えてください。

ひさしぶりにブチ切れしてしまい、不満たらたらの投稿で、心を害した方がおられたら、ごめんなさい。


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