歯医者さんで悲しい思いをしたという投稿に、「ありえへん!」と共感してくださる声がいくつも届いて、心が救われました。ありがとうございます。
さてその翌日。
ほっしゃんとてんちゃんの髪がのびてるので、こども専用美容院へ行ってきました。
車に乗って髪を切ってもらえたり、DVDやおもちゃが豊富にあるお店です。
が・・・。
そこへ行くと伝えた瞬間(←そこへ向かう車中です)から、ほっしゃんの号泣が始まりました。
「嫌だ!行きたくないー!!痛いから嫌だー!!!」
本気の号泣です。
ほっしゃん「髪の毛を洗わないでほしい!!!」
私「髪洗わなくていいよ!切ってそのまま帰ってもいいんやで。」
ほっしゃん「髪切るのも嫌やーーー!!!痛いから嫌やーーー!!!」
そっか…。髪切るのはこれまで二回出来たので、おもちゃを買ってあげるよ~というご褒美で釣れるかなと思ってましたが、おもちゃが異常に好きなほっしゃんが、「おもちゃもいらん」と泣く。これは本気の嫌なやつだと悟りました。
てんちゃんにも、ほっしゃんの恐怖と涙が伝染し、
てんちゃん「嫌だ―!!!絶対嫌だ―!!!痛いから嫌だ―!!!」
いや、あなたは、前回余裕の顔で髪をきってもらって、髪洗ってもらうときも、目つぶって極楽浄土に行っていましたよね。終わった後も、リンゴジュースごくごく飲んで、ハイチーズ♪って写真とってましたよね…。
てんちゃん「あの布団かぶるのが嫌だーー(嘘泣き)」←とりあえずなんかオリジナリティあること言わなと思って考え出した感じ。
とりあえずお店は予約してるし、お店の前まで行って決めようか?と提案してみました。
なぜなら、美容院の目の前がおもちゃ屋なので、おもちゃを見たら、やっぱりほしいから頑張る!となるのでは…と思ったわけです。
そして、美容院へ。ほっしゃん「頑張る…。でもやっぱり胸がどきどきしてきた(涙目)。頑張る…。やっぱり怖い…(涙)」というやりとりがしばらく続きました。
でもその姿を見て、あーやっぱり本当に、髪を切られると「痛い」と感じるんだな。2回やって慣れれるような痛みじゃないんだな…とわかりました。だから私から、「今日切らなくてもいいよ。おうちでマミーに切らせてくれる?そっちのほうがいい?」と提案してみました。
「マミーにピンクのはさみで切ってほしいーーー(号泣)」
私に切られるのも大嫌いなのに、妥協してそれを許すくらい嫌なんだなとわかりました。美容院には本当に申し訳なかったですが、平謝りして帰ってきました。
兄だけが泣くと知っている美容師さんなので「あれ?弟くんもしないの?」と声かけてくださいましたが、まだ伝染病にかかってるてんちゃん「絶対嫌だ―!布団が嫌だー!」と逃げていたので、違う理由で無理だと説明し、キャンセルさせてもらいました。
この間ずっと恐怖におののき号泣していたほっしゃん。髪を切らなくなってよくなったとはいえ、まだパニック中で号泣です。駐車場へと歩く中、泣きながら、「マミー、おもちゃ買ってもらえない???」と尋ねてきました。
…どうしよ。出来たら買ってもらえるって言われたことを出来なかったんだから、買ってもらえないのが当然やん…という感じもするけれど、でもさ、あとで買ってもらえるよ!と見せられたおもちゃ屋を目の前に、買わずに帰るのが正解?
それって、「あなたは頑張れなかったから買ってもらえなかったよ!」っていう失敗体験と傷つきだけを与えることになるよね…。
それは違う!そんなことしていいわけがない!
…と思ったものの、じゃどうすればいい?
普通におもちゃ買うのも、なんかちょっと違う気がするし、いい方法ないかなぁ…。
瞬時に私が出した答え。
「あんなにこわかったのに、やっぱり頑張ろっかなって一生懸命悩んで、お店の前まで行ったのすっごいかっこよかったよ。怖かったのによく頑張ったな。すっごい頑張ったから、好きながちゃがちゃしていいよ!」
「やったー!!!」

特性で不快な感触を感じるから出来ないのに、罰のような結果が待ってるのはおかしいですよね。だからせめて「頑張ってすごいよ体験」にしたかった。で、出費も数百円に抑えられて、ほっ。
正解かはわからないけれど、「自分の思いが受け止められたこと」「自分の頑張りが認められたこと」こういう体験ひとつひとつの積み重ねが、必ずこの子を大きく成長させると信じています。
歯医者も美容院もできずにおわった二日間。
特性ある子の子育て。平坦そうに見える道が凸凹で、凸凹やったんかい!ってなることいっぱいだけど、やりがい満点。
このでこぼこ道を超えた時の感動はひとしお。
明日もこんな子育て楽しみます♪
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ザベストマザーオブザイヤーを差し上げます!!!まじで感動するしな、絶対ほっしゃんは将来愛と勇気にあふれてどんどん伸びていくんやろうなと思った。私も受け止め育児するわ