暑い…。そしてコロナ…。
というわけで、毎日毎日お庭でプール。
お庭でプールして、休憩して、またプール。
暑すぎて、監視役の大人まで入るものだから、家庭用プールの中、人口密度高っ!
かなりの濃厚接触です。
プールにつかりながら、旦那と「暑いなー暑いなー」と実のない話をしていた時のこと。
私「どっかのプール行きたいなー。混んでなくて~、ボーイズ(1歳・3歳)も楽しめて~、上の子らも楽しめるとこないかな~。去年は、〇〇や、△△行ったよなー。」
旦那「日本のプールはルールが厳しすぎる」とかなり低音で発言。
去年、市が運営しているプールもいくつか行って、ほんと痛い目にあったこと思い出しました。
さー着替えも終了し、みんなで楽しくおよごー!と入ってきたとき、いきなり監視員が、わがファミリーに向かって走ってくる。
「帽子かぶってください!」
持ってきてないよね…。借りれると説明され、全員借りました。この時点で、マオリ夫やマオリの子どもたちはめんどくせーって感じでしたけど、「イライラしない!かぶったらいいだけやん!」と気分を盛り上げ、みんなイライラをぐっとこらえて気分を入れ替えました。
さて、泳ぎ始めました。またもピピピーと監視員さん走って来る。
「ここは、こういう向きに泳いでください!」
「飛び込まないでください!」
はい、すみません…。
もう我が家のマオリ人たち、かなり限界に近付いているのがみてとれる私。
当時2歳のほっしゃん。とてもとても繊細で、帽子かぶったりほんとにできないんですよね。だから帽子かぶらせようとしたら、ぎゃんなき。ほんとに叫び泣き。私が、なだめすかして、一生懸命かぶらせようとしているのは、どこからどうみてもわかる感じです。で、帽子かぶれないけど、数分に一回、帽子かぶるよう促しながら遊んでいたら、監視員やってきました。
監視員「帽子かぶってもらえないと遊んでもらえないんです」
私 「いや、わかってるんです。さっきからかぶるように促してるんですけど、でもこの子本当に繊細でかぶれなくて」
監視員「(ほっしゃんに向かって)かぶらないとここで泳げないよ!」←ちなみに当時言葉まだ出ておらず、こんな指示入りません。
そして、私がそんなことで困ってた直後、大人用プールにダディと長男が行って泳ぎはじめました。25mプールだったと思うんですが、もちろんコースに沿って、きっちり方向通りに泳いでたんですが、ダディ疲れたのか、足をついて立ち上がりました。そしたらすかさず監視員。
「ここは立ち止まってはいけません」
いや、まじでまじで3秒も止まってませんよ。もうダディぶちぎれ。
私は、ダディがその監視員を殴るんじゃないかと本気でひやひやしてました。いや、多少圧かけてクレームは言ってたと思います(去年のことなのにこういうことが多すぎて、記憶なし…)。とりあえず殴らなくてよかった♪
もうええわ。帰ろ。と家族全員一致で帰宅の途へ。
ダディが車の中で、「まじで3秒もとまってないよな。あそこは、立ち止まるくらいなら死んでくれっていうコースやな。」と。ほんとそんな感じのプールでした。
で、今日「そやなー。ルール厳しいよなー。まーでもあれは市が運営してるところやったから。民間のところいったらそんなことないよ。」と日本の名誉のためにも、旦那に説明しました。
そしたら旦那、そんなのは言い訳にならんという感じで無言。
私「やっぱニュージーランドではそんなルールはない?帽子かぶれとか、飛び込むなとか」
旦那「あるわけないし。あったら絶対誰もいかへん。1日も営業できひんわ」
「日本人は、あんなクレージーなルール言っても、言うこと聞いてもらえるのがほんまに信じられへんわ。そやから調子のって、どうでもいいルール作ってくるんや」と。
そういや、私が保育園にもってくおむつに名前書いてたら、ニュージーランドから来た身内が爆笑してたの思い出した。
「なんでそんなんいちいち書いてるのー?」と。説明すると、「いやー、そんなんニュージーランド言っても、ほんまに名前書いてくる母親絶対ひとりもいないわ!だって自分の使っても、人の子の使っても同じじゃん!Who cares?!(どうでもいいわ!)」と爆笑。
ルールを作っても、誰も守らなかったら、もはやルールは機能しないですもんね。
帽子かぶれといわれたらかぶって、飛び込むなと言われたら飛び込まず、マスクしろといわれたらマスクをして、手を洗えと言われたら手を洗う日本人。
これって、ほんとにどれだけどれだけすごいことか。日本人素晴らしい。
マオリ人と住んで、これがほんとにどんだけすごいことか学んだ私です。
ま、でも、あのプールは私も二度といきませんけどね。いや、私は日本人。だからルールを守れる日本人ばかりで行ってたら、普通に楽しめたと思うんです。でももう我が家のメンバーと行くのはごめんです。誰かがぶち切れするのではとハラハラしてすごすのがしんどいので。まぁ私からみても、あのプールはルール厳しすぎました。何事も適度って大事。そして何より、ほっしゃんが帽子かぶれないことを極悪人のように対応した監視員ににいまだに根をもって腹立っている私です。(おそらくアルバイトの子で、ちゃんと頑張って仕事してただけなんですけどね。器が小さくてすみません。)
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