今日、LINEのトーク履歴のリストに突然「お兄ちゃん」が現れました。
「お兄ちゃん」は、6年半前に亡くなった私の兄です。兄は、急性心筋梗塞で、なんの前触れもなく、そして、あっという間に天国へ行ってしまいました。
亡くなってすぐに、兄のスマホは解約したのですが、私のスマホの中からは「お兄ちゃん」を消すことができず、6年半が過ぎていました。
LINEの中にも兄とのトーク履歴は残していました。開けて読むと、お兄ちゃんの声や優しさを、ありありと思い出し過ぎて、自分を保てなくなりそうなので、それはできなかったのですが、でも「もし読みたくなったら、いつでもそこにお兄ちゃんとの会話がある」っていうことが、なんとなく安心感でした。

今日、その「お兄ちゃん」が突然トーク履歴リストのトップに現れました。
心臓が止まりました。
一瞬頭の中が真っ白になりましたが、すぐに、「あーきっと、どこかで誰か知らない人がお兄ちゃんの電話番号を使い始めたんやな〜」ってわかりました。
おそるおそる、その「お兄ちゃん」を開けてみたら、やっぱりなんのトークもない白紙でした。
どうせこれからも一生見る勇気のなかった会話。だから、消えてもいいんやで…と自分に言い聞かせました。
そしたらなんだろう。頭では、その「お兄ちゃん」は私の兄ではないとわかっているのに、その「お兄ちゃん」に通話したくてしたくてたまらない感情になりました。
あの受話器「📞」マークさえ押したら、兄に話せるんじゃないか、いや、兄本人じゃなかったとしても、兄の番号を受け継いだ人と話せるんじゃないか…って。今日しかそのチャンスはないんじゃないか…って。
兄の電話番号を与えられた人は、兄とはなんら関係がないと頭ではわかっているのに、なんか心が、兄と関係のある人なんだから声だけ聞きたいみたいな気持ちになってしまいました。
もちろん、そんな気持ち悪いこと実行していませんので、ご心配なく。ただ自分でもそんな思考になったことに驚きでした。おかげで今日は、お兄ちゃんが恋しくなっていっぱい泣きました。
そのあと、ふとググってみたら、やっぱり、故人とのLINEトークが突然消えて悲しまれている方がたくさんいることが判明しました。いつまでも読み返したい人は、こうこうしてくださいって、保存の仕方も説明もされていました。私はどうせ読めなかったから、保存しとけばよかったという思いはないんですが、もし大切な故人とのLINEトークを残しておきたい人は、やり方をググって、保管することをお勧めします。(←あんたがやり方調べて教えてくれるんちゃうんかい!と思った方すみまさん。めんどくさかったんです…)
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大号泣。明日目パンパン決定。 やっぱり蓋してたんやなと気づく瞬間やわ。もはやなんとなく悲しい部分はなかったことにして生きてるんやなと再確認したわ。 大切な家族を失った悲しみは絶対に消えないし過去の事にはならへんのやな。