私がこれだけは頑張って続けてるのが、子どもたちに絵本を読むということ。ワーママでとにかく忙しいけれど、図書館に行く時間だけは捻出して、毎週最低30冊借りてきます。そして、一日の終わりに、ベッドで4~5冊読んで寝るということを、ここ数年、おそらく一日もかかさずしています。
昨夜読んだ本の一冊はこちら。『タテゴトアザラシのおやこ(ポプラ社)』

最近、ほっしゃんもてんちゃんも動物とか海の生き物とかが大好き。子どもあるあるなんだとは思いますが、とにかくいろんな生き物の豆知識を本やテレビで見聞きしては、スポンジのように吸収して知識としてためこんでいます。彼らに本を読んであげているのは私なのに、なぜか私の脳みそにはたまらない。ほっしゃんやてんちゃんに豆知識を語られて、「へー!そうなん?!そんなことどこで知ったん?」と聞くと、「マミーが読んだ絵本に買いてあったやん!」と言われる日々 笑
このアザラシの絵本も、とても勉強になりました。アザラシとか動物とか基本興味なかった冷酷な私ですが、自分が子どもをもってから、動物が子どもを育てている姿を絵本で見ても、共感して泣ける私になりました。人って変わるのね…。
この絵本でもアザラシのママが子どもを一生懸命出産した後、母乳を与え、その後は、ちゃんと生きていけるように泳ぎ方を教えています。子どもを守りたい気持ちは、みんな一緒なんやなぁ…と早くも感情移入。
そしたらなんと!生後たった2週間で、ママアザラシは、子どもを置いて、北極に帰ってしまうんです。そこからは、赤ちゃんはひとりで生きていかなければなりません。

子どもを置いていくなんてつらいやろうなぁ…なんで一緒に連れて行ったらあかんのやろ…と切ない私。
そしたらほっしゃん(4歳)が、「えーーーーーなんでーーー?なんで置いていかはんの???」ととても悲しそう。
私「もうアザラシの赤ちゃんはここからひとりで生きていくんやって。ほっしゃんやてんちゃんも2週間でママは違うところに行ってしまったら悲しいよな~」
ほっしゃん「絶対いやや~~~~。そんなんめっちゃ悲しいから絶対いやや~~~」
ほっしゃんは、私にしがみついてきました。
静かに聞いてた2歳のてんちゃんがぼそり。
「てんちゃんは、マミーがちがうところにいっていなくなっても、いややーってならないよ。」
え???え????てんちゃん???正気ですか???
私「え?てんちゃん、マミーがいなくなってもう会えなくなっても大丈夫なん?」
てんちゃん「うん」←悲しいぐらいに真顔
私「なんで?」
てんちゃん「だって、ダディ―も、ほっしゃんも、ララも、るっちゃんも、にんにんも、あんちゃんもいるから。」(←海外に住んでてしばらく会ってない兄弟もちゃんと全員覚えて列挙してる2歳児にひそかに感動)
(…って感動してる暇もなくショックすぎる私)
私「てんちゃーーーーん。てんちゃん、マミー好きじゃないの?」
てんちゃん「だってー、マミー怒ったら嫌やから。」
この後、ほぼ無理やり、「ごめ~ん。てんちゃん、マミー好きやから」と言わせて終わりましたが、本気でショックな私。
ダディに報告したら、「子どもなんてそんなん気まぐれで言うから気にするようなことちゃうちゃう」って笑われましたが、いや、ほんまに悲しいんです。
なぜ本気で悲しいかというと、自覚があるから。
てんちゃんには、ほっしゃんほどの丁寧な育児ができていないという自覚。
年子でうまれてきて、てんちゃんといる時は、必ずほっしゃんがいた。
だからてんちゃんと二人で過ごしたことなんてほとんどない。
そして、ほっしゃんが、特性もあり、本当に私に超べったり。細かい対応が必要だから、私じゃないといけないことが山ほどあった。というか、今でも私じゃないとダメなことだらけ。
でもてんちゃんは、うまれたときから大物で、泣かないし、誰が相手しても大丈夫。
だから、そのてんちゃんの強さに甘えて、いつも私がほっしゃん担当、ダディがてんちゃん担当みたいにやってきたこの2年。
それに、ほっしゃんとてんちゃんがおもちゃの取り合いとかしても、てんちゃんはまだたったの2歳やのに、ほっしゃんと対等な感じで怒ったりしてきた。
もちろんてんちゃんだけを必要以上に怒ったりはしてないけれど、ほっしゃんが本当に繊細で、すっごい細かい対応が求められて、それをひとつ間違うと大変なことになるから、どうしてもてんちゃんの強さに甘えて、てんちゃんを後回しにしてきたことがあった気がする。
私はワンオペの日がとても多いので、私とボーイズで出かける時に、どうしても物理的に、手も目も心も足りない時が多くて、そういう時は、きっとてんちゃんに甘えてたと思う。
なんかこの「ママいなくなってもいいよ~」がめちゃくちゃ胸につきささりました。
猛反省して、今日一日は、てんちゃんにすっごいすっごい細かいケアをしながら過ごしました。絶対に後回しにしない。絶対に適当にしない。絶対にイラッとして声をあげない。てんちゃんの声全部ひろって、全部答えていこう。
2歳らしく、いっぱいいっぱいわがままいって、いっぱいいっぱい甘えさせてあげよう。
そしたら今日の夜、なんかふとした時に、「マミーがいい~」って泣いて寄ってきたてんちゃん。なんやったか内容は忘れましたが、きっと今日は、マミーの居心地がよかったんだろうって思いました。
どんなに手が足りなくても、どんなに子どもが強くても、やっぱりひとりひとりちゃんと丁寧に丁寧に子育てしないといけないなって学びました。
まだたった2歳。今からならやり直せるはず。もっともっと大きくなって気付いたら、後悔してもしきれない。気付かせてくれたアザラシにめっちゃ感謝で、急にアザラシファンになりました。
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6歳と4歳も間に合うでしょうか。ママ怒りん坊すぎるからパパの方が好きとはっきりはっきり言われています。そしてはーそーですかーーと全く傷つかない私。
母性どこかに落としてきたかもしれません。