諸事情があり、ここしばらく、私の叔母といとこが我が家に滞在しています。
10年前に母が亡くなり、母的存在がもういない私にとって、実の子のように私のことを気にかけてくれる叔母との暮らしは、なんか「母の愛」というものを思い出す瞬間がたくさんあって、とても嬉しいです。
そんな叔母の昨日の独り言。「ここはほんま異文化やなぁ。」
私「やっぱりこの家に住んでたら、驚くこととかある?」
↑この私の質問に衝撃を受けたらしい。
「は?!そんなんびっくりすることばっかりやわ。“異文化”ということでしか理解しようがないことばっかりやわ。」

私「例えばどんなことにびっくりした?」
叔母が挙げたのはこんなことでした。
①『今朝ほっしゃんが、左右違う色の靴履いていったのに、誰も何とも言わなかった。』
②『洗濯物畳んでる時に、靴下がマッチしない。』
③『洗濯しようと思ったら、全部服が裏返っている。』
解説しましょう。
①マオリ文化では、裸足で学校行く子も多いんです。靴履いてるだけましなんです。
②これは、私も結婚して一番最初に遭遇した不思議でした。「なんで毎日洗濯してるのに、靴下がマッチしないの?」って。当時家族のみんなに聞いたら、「え???だってマッチした靴下はいてないもん。」「・・・・そ、そ、そうなのね」
③洗濯する人の手間を考えて、服脱ぐときに裏返ったら直しとくなんて、さすがに要求レベルが高すぎて、私は思いついてもいませんでした。
先日も旦那が白いロンティーを裏表逆に着ていたので、「裏表逆になってんで~」って親切に教えてあげました。そしたら旦那、「表が汚れてるからわざとこう着てんねん。」と、そのままタグとか見せながら出かけました。・・・もはや、それを、「あ、そうなんか」と見送れる私になりました。
そして洗濯するときも、みんなの服の裏表直してイライラするのは無意味だと気付き、「裏返ったまま洗濯する→裏返ったまま干す→裏返ったまま畳む→裏返った服を本人に渡す」ということをするようになりました。裏返ってる事全く気にしてない人達なんやし 笑
そういえば、叔母が到着した日、冷蔵庫を見ながら、「今日の晩御飯はこれにして〜、明日の晩御飯はどする〜?」と聞いたきました。私が沈黙なのを見て、いとこが叔母にぴしゃり。
「この家は、1時間後のことも決まってないから。明日の晩御飯なんて、誰がここにいるかも決まってないし、聞かんといたげて」
さすが。我が家によく泊まりに来るいとこは、我が家の文化をよくご存知で 笑
旦那が海外出張いったときも、いつ帰ってくるのか知らんと友達に言ったら、夫婦不仲なのか?!と心配されました。いや…聞いても決まってないやろうし、たとえ決まっててもその通りにならないやろうし。聞いても無駄やと学んだだけです。
人間変われないようで変われるもんですね。そして、変われるようで変われない。
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笑笑笑 おばちゃんそろそろ家帰りたいかなぁ〜。笑