今日は、マミー(旦那の母)のお姉さんのお葬式でした。私は面識がなかったのですが、旦那と一緒にZoomでお葬式に参列させていただきました。
旦那はマオリ人と紹介してきましたが、厳密には、マオリ人の父とウェールズ人の母とのハーフです。
ウェールズってご存知ですか?私は旦那に会うまで、聞いたことあるなーくらいでした。
ウェールズというのは、イギリスを構成している国のひとつ。場所的には、こちらです↓

で、ウェールズ人にとっては、「イギリス」なんて呼ばれたくないらしく、自分たちはウェールズというひとつの国だと認識しているそうです。
で、マミーはそのウェールズ出身。マミー側のご家族のお葬式だったのですが、教会での式で、40分程。牧師さんとご家族代表の方お一人が話されて、讃美歌を歌うという感じでした。
何もおかしくないと思うのですが、最近マオリ式のお葬式続きだった私は、思わず「え?!もう終わり?!今の始まりの挨拶じゃなかたの?!」と驚きを隠せませんでした。驚く私に旦那は「あー、マミーの家族は白人だから」と言いました。
そう、マオリ人のお葬式、ほんとに数日続くんです。式自体は1日なんですが、式までの数日、ご遺体が家にあるとしたら、みなさん、食べ物などもってきてくださり、うだうだ話したり、共に涙したり、ギターを弾いて歌ったり…という時間が続きます。今、さらっと、「みなさん」なんていいましたが、村あげて数百人、いや、下手したら千人単位ですYO!普通の家に、恐ろしい人数の人が集まり、床に適当に座り、もちろん入りきらないので、家の前の芝生にも大量の人が座り…という光景です。そして、お葬式でも次から次へと歌ったり、詩をよんだり、お話したり。何より胸が震えるのが、故人に対する葬送のハカ。体の大きな男性陣が、涙を流しながら、声を張り上げて、ハカをする姿にはどうしても涙が溢れます。
宗教によっても違いますが、日本には日本のスタイルがありますよね。どれが正しいとかではなく、ただ、お葬式というものには、本当に文化差があらわれるなぁと感じました。
私も近しい人を何人も亡くしました。大切な大切な人の人生の最期の儀式。派手やかさは全くいらないと思いますが、大切な人を愛をもって送り、大切な人に愛をもって送られ、そして故人や遺される人にとって慰めとなる式であることは本当に大切なことだなと改めて感じた日でした。
Pinethreadさん、ほんとそらこんだけ違ったら、いろいろ理解できなくて衝突するよな・・・とあきらめられる瞬間です。
なるほどなー。お母さん側とお父さん側でそらお葬式違うよね。宗教の差、国の差、文化の差、色々まじるもんな。