大事な用事があったため弾丸旅行から大急ぎで帰ってきました。家に着いたら、とりあえず旅行の荷物を全部玄関に放り投げ、みんな大急ぎで着替えてまた出発。
2時間後、やっと家に帰ってきました。あー疲れたーー。
そしたら聞こえてきた。旦那の本気のオーマイガー!!
なんと、財布やクレジットカードや身分証明書やらありとあらゆる大事なものをいれたバッグを落としてきたと!
「どこで?!」
「最後みんなとハグして別れたやろ?あの時、鞄を一瞬車の上に置いたんや。絶対忘れたらあかんで!って自分に言い聞かせながら。で忘れた。車の上に置いたまま走ってしまった…。I’m so stupid!! 探してくる!」
さすがにおおらかな旦那も焦って、すぐ飛び出していきました。
30分後旦那帰宅。「なかった…」
「えーーーーーー?!!やばいやん!私もいこか?もっかい一緒にいこ!」
「かなり探したし。もっかい行ってなんの意味があるん?!」
ショックすぎるのか、なぜか優しい優しい私にキレ気味な旦那。
とにかくそんな大事なもん諦めるの信じられへんわ!と言うと、改心したのか、また私と探しにいくことになりました。
通った道たどりましたが見つからず…。
私「一応警察行こか。」
夫「誰か拾ってくれてたら、免許も名刺も入ってるし、電話番号わかるし、かけてくるはず。」
私「だからって、警察もいかんと諦めんの?」
夫「ニュージーランドなら警察行く意味ないけど… YES!!! I have faith in Japan!!!(僕は日本を信じてる!!) 日本人が拾ってくれてたら、絶対返ってくる!!」
突然熱く燃えてきた旦那と、最寄りの交番へ行きました。

「すいませーん。旦那が色々大事なもの入った鞄落としたので届いてたらなぁと思って…」
「紛失ですね。旦那さんの身分証明書ありますか?」
「いや、それがそのカバンの中にあって…」
「あーそうかー。いやー、実は届いてるんですよ。旦那さん外国人やんね?」
えーーーー!!!届いてた!!!!!
やっぱり!!日本人すごーーい!
夫「I love Japan!!! 日本で物落としたら絶対返ってくる!!!」←しょっちゅう物落とさはるのでご存知です。
40代位の男性が拾ってくださったそうです。お礼はいらないと、名前も明かさず。こんなところでですが、心よりお礼申し上げます。
旦那はびっくりしてました。拾った人がわざわざ届けてくれたこと。鞄に入れてた7000円も盗まれてなかったこと。その7000円を警察官も盗まなかったこと。
日本人にうまれてよかった。なんたる誇り。
ただこれ以外にもthe日本なシーンがありまして…。
鞄を返してもらうためには、紛失届を出しに行った夫が本当にそのカバンの持ち主であるということを証明しないといけなかったんですね。で、鞄の中に写真付きの身分証明書があったので、お巡りさんも「あー顔も一致してるし本人やね」といわはったんですが、「ただこの証明書期限がすぎてる。新しいやつないですか?」と聞かれたわけです。
夫「新しいのは落としたら嫌やから家に置いてきた!」←自分の習性をよくご存知で。
警察「そしたらそれを持ってきてもらわなかんのです」
夫「え?全く同じ写真の全く同じカードやで。ほら、俺の顔見てみ。一緒やんか。」
警察「いや、わかるんですけどね、ルールなんですよ。有効な身分証明書で確認しないとダメなんです。顔が合ってるのはわかってるんですけどね」
夫「俺の顔みてみ〜や〜。全く同じの、家にあるから。鞄返して〜や〜」
あまりに濃い顔したいかつい外国人が関西弁で頼んでくるから、警察官笑い出してました。でもこういうの、日本って融通きかないですよね。小声で英語で旦那に言いました。「ごねても無理やで。大人しく帰ったほうが早い」
全く同じ身分証明書を取りに帰る車の中。夫「いや、ほんま日本ぐらいやで。こんな意味不明なルールをいわれて、みんなおとなしく家に取りに帰るの。ほんまありえへん。みんながそれに従うことが信じられへん。」とキレ気味。
「でもだからこんなに安全で、落としたお金がかえってくる国なんやで。」
「そやな。だからI love Japan. I love Japanese people. But俺が警察なら、いいよいいよ!顔一緒やし!そのかわり半分の3500円ちょうだい!っていうわ」とひとり爆笑したはりました。
↓どうぞブログの応援をお願いします!バナーをクリックしてください。
ほんまなんだかんだで日本最高!
いや〜ほんまめちゃくちゃ意味不明なルールがあるのも日本やけど、こんな小さい島国でこんな大国になってるのも日本。素晴らしいよ日本!