ほっしゃんは大の病院嫌いです。私の胸が痛くなるほど、怖がります。
病院に行くとわかった瞬間から、表情がなくなり、体も声も震わせ、行きたくないと訴えます。病院についても、大泣きもしくは涙をうかべ、声を震わせ、怖がります。
病院で病気を治せても、ほっしゃんの心がつぶれてしまうのではと思うほど、怖がります。
心がつぶれないにしても、こんなこわいところに連れてきた私との信頼関係が崩れてしまうのではないか…と思うほど怖がります。
そもそも、ほっしゃんが発達検査を受けるきっかけになったのも、かかりつけの小児科医の先生が、病院への怖がり方が尋常じゃないほっしゃんを見て、“ちょっとこの子は何かあるんじゃないかな”と思ってくださったことでした。
(←その時のことを知りたい方は、こちらの投稿をどうぞ。)
私にとっては、ほっしゃんは初めての子。だから、みんな子どもって、こんなに病院を怖がるんだって思ってました。大泣きし逃げまくるほっしゃんの対応をするのに必死で、周りを見る余裕もなくて、周りの子はこんなに泣いてないとか、泣いたとしても診察終われば泣きやんでいるってことに気付いてなくて、「子どもを病院に連れて行くって大変やな~。みんなママはえらいな~」とのんきに考えていました。
でも、小児科の先生が気付いてくださったように、ほっしゃんの怖がり方は尋常じゃなかったようです。
昨日、2歳なりたてのてんちゃんを耳鼻科へ連れて行きました。
耳鼻科といえば、もうほっしゃんとの悪夢がよみがえる場所。
ほっしゃんがいろんな病院の中でも、最も嫌がったのが耳鼻科でした。もうそれはそれはそれはそれはギャン泣きし、脱走しようとし、震え方も尋常じゃなく、もうほっしゃんがかわいそうすぎて、私の心が限界の日々でした。お菓子なんかでは釣れなくて、毎回トミカを買ったりもしました。トミカを行く前に見せても、恐怖が勝ち、大好きなトミカをいらん!というくらいでした。
今回はてんちゃんにとっても初めての耳鼻科じゃないので、耳鼻科の前についた途端、ここがどこかわかったようです。
てんちゃん「病院?」
私「そうだよ。すぐ終わるからね。ちょっとだけ頑張ろう」
てんちゃん「病院いや。」
といいつつも、泣かず、靴を脱ぎました。
嫌やけど、入ってくれるんや…。ほっ。ほっしゃんならこの時点で大号泣の脱走です。
待合で、てんちゃんがまた言いました。 「病院いや。おうち行こ!」
すかさず、てんちゃんの宝物の鉄砲を見せ、「てんちゃん!先生に鉄砲みせよっか!」と気を散らす作戦開始。
てんちゃん「うん!(診察室を指さして)早く行きたい!」
え?これだけで釣れた?衝撃。ほっしゃんなら、鉄砲投げ捨てられてます。おもちゃも数個隠し持っていっていました。
そこからは、早く診察室に入りたい入りたいというてんちゃんの気を散らすのが大変でした。そっち?!笑
そしてやっと中へ。
てんちゃん「先生!てんちゃんの鉄砲!」と早速自慢。先生、めちゃくちゃ優しくて、てんちゃんの鉄砲にすごく興味深々な感じで話してくださいました。
そしててんちゃん、耳や鼻のチェック。若干、いやー!くらいは言いましたが、終わった瞬間ご機嫌。
そしてすかさず、先生のたくさんの治療道具を指さして、「先生、これ何?」と話しかけていました。
先生が答えてくださると、「先生、これは?」「(聴診器を指差し)先生、あれてんちゃんもあるよ」「先生、あれは?」「先生、あれは何?」「先生、あっちは?」「てんちゃんの鉄砲ほしいの?どうぞ!」…もうおしゃべり男子がとまらない。
もう先生も看護師さんも失笑なくらい、てんちゃんしゃべり続けてました。
そして、ご機嫌よく、「先生ありがとう♪バイバーイ。またくるね~」と去りました。
・・・・・やりやすっ!!!!
こんな子がいるのか!?逆に衝撃すぎて、笑えました。
そらもしこれが大半の子なら、小児科医の先生がほっしゃんの反応を見て、「ちょっと何かあるかな?」と疑ったのも全く不思議はないです。
特性のある子の恐怖心に理解を示してくださるお医者さんがひとりでも増えますように。
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これも共感してもらえるんですね〜!!笑 嬉しすぎ。 でも中学生なっても、そんな感じなんですね 笑笑 もう覚悟して笑ときます♪ で、取り押さえれる腕力だけ頑張って鍛えときます。
わかる~!ちなみにうちの上の人(中学生)、今でも注射はかなり大変です。診察室で「ちょっと待って、ちょっと待って」が延々と繰り返され、「死ぬ―!死ぬ―!」と大騒ぎ。結局私に取り押さえられて一瞬で終わるんですが…チーン。もうこの話はうちではネタになってます(o^―^o)今はコロナのワクチンの順番が一番最後まで回ってこないことを心から願ってはります。(笑)うん、子どもだから願い通り最後だよ。そして妹の方は、保育園の時からじっと我慢できます(≧∇≦)