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  • JaporiMama

療育の偉大さと早期療育の意味

今日はほっしゃんひさしぶりの療育(仮名:ヒーロー)。いろいろな事情が重なり、ひと月休みだったのでほんとにひさしぶり。しょっちゅうしょっちゅう「いつになったらヒーローに行けるの?」と聞いてきていました。カレンダーを見せて、「この日になったら行けるよ」と見通しを伝えていました。今朝はいつもだらだらの着替えも自分でさっさと済ませ、楽しそうに出発しました。


この子がこんなにも楽しみにするヒーローに出会えたことに本当に感謝しかないです。



療育を始める前の私は、療育というものがどんなものなのかしっかりしたイメージもなく、ほんまに行かせる意味あるんやろうか…と疑いの気持ちもありました。


見学に行った時も、お世辞にも広いとは言えないスペースに、ここ大丈夫なんかな…っていうのが第一印象。実際にプログラムが始まっても、一見、先生たちと遊んでいるだけに見えました。この遊びの中に、ちゃんと意図があるんやろうか…って、性格悪い私は、まだ疑っていました。当時、偏食のことで一番悩んでいた私は、プログラムの中に、食事の時間がないと聞いて、「え…そんなん意味ないやん。現場を見ずに理想論だけ言われても困るんやけど…」って心の中で思っていました。すいません、どこまでもひねくれてて。


でも、すぐに私の印象は変わっていきました。


当時は、新しい場所がすごく苦手で、おもちゃが見えてもその部屋に入っていくことができないようなほっしゃんでした。私から離れることも嫌で、保育園は毎朝ぎゃん泣きからの逃亡劇。自閉症圏の子たちは、簡単に「信頼関係」や「安心感」を築くことが難しいと言われています。ほっしゃんもなかなかの慎重派でした。そんなほっしゃんに対して、ヒーローの先生たちは、丁寧に丁寧に、ほっしゃんの思い全てを受け止める関わりを積み重ねてくださいました。そしたら、ほっしゃんの中に「先生と遊びたい」「先生と一緒に〇〇したい」という気持ちが芽生え、その思いがどんどん大きくなっていっているのがよくわかりました。その体験こそが、『人と関わるのって楽しいなぁ』っていう気持ちを育ててくれるんですよね。


『人と関わるって楽しいなぁ』


これって人間が生きていく上で、とても大切な感覚。


それが土台にあって初めて、次のステップへと進めるのです。


そうして、ヒーローの良さに気付いてからは、もう目から鱗の連続です。


毎回色々な遊びを提案してくださり、その遊びの目的を親には教えてくださいます。

「トイトレ」をするのではなく、「トイトレ」を自然に出来る体作りのためのこんな遊び、あんな遊び。


「座ってごはんを食べる」練習をするのではなく、「座ってごはんを食べる」ことが出来るようになる体作りのためのこんな遊び、あんな遊び。


「お友達と仲良く遊ぶ」ことを教えるのではなく、「お友達と仲良く遊ぶ」ことが出来るようになるために、強いては、「お友達と仲良く遊びたい」という気持ちを育むための、こんな体験、あんな体験。


本当にいろいろなしかけがしてあります。本人は楽しく遊んでいるだけなのに。


そして、なぜ早期療育がいいと言われているのか。


こんなに良い関わり、早いにこしたことないと普通に思います。親子が関わりに悩み、それぞれが自信を失って無駄に傷つく期間が短かい方がいいに決まっています。一般的な育児書や一般的な子育て情報は、繊細っ子をもつ親子にはあてはまらないから…。そこで自信を失うのは本当にもったいない。


それだけでなく、いろいろなことにひっかかったり、慎重になったりする繊細っ子たちは、まず「遊び始める」までにも時間がかかります。場所に安心すること、先生を信頼すること、水着を着れるようになること、砂を触れるようになること…などなど。療育を受けるための「土台作り」にも時間がかかるから、早くから始めれることに大きな意味があると思います。


ひさびさのヒーローに大喜びで、私のことも振り返らず走っていくほっしゃんの後ろ姿を見て思ったことでした。


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