1年以上前のこと。
当時2歳半のほっしゃんを人生初の美容院へ。既に当時から、ジャンパーとか着れなかったし、繊細ボーイであることは認識していました。美容院のケープを着れないことは明白だったので、事前に電話をし、それでも対応してもらえることを確認しておきました。
そして車大好きなほっしゃんなので、こういう感じの椅子がある美容院探しました。(画像はお借りしました)

且つ、オーダーしたスタイルは「最速で切れる髪型」笑
結論、地獄絵図。まず車の椅子に座らない。私の膝の上に座り、最初から最後までありえないレベルのギャン泣き。「切り始めたからもう引き返せない」と言う気持ちだけでやり切りました。ケープをつけていないもんだから、私も髪の毛まみれ。かっこよくしてもらえたのですが、母子ともにトラウマ被害 笑
それ以降、ここ一年以上は、家で私が騙し騙し切っていたので、ざんぎり頭もいいところ。逃げまくるので。
この度、ほっしゃんの髪があまりにボサボサ、且つ自分でやり切る自信もなかったので、再度美容院に挑戦しました。
行く前から何度も説明し、「髪の毛切るの頑張ったらおもちゃ1つ買おうか。髪の毛切りに行く?」とかわいそすぎる提案をし、悩んだ挙句行くといったほっしゃん。お店の前に着いたら気持ちが変わるかもしれないので予約もせず行きました。
一年以上前に一度来ただけなのに、ギャン泣きぶりを覚えられていました。
ドキドキする私。
そしたら!!!
なんと!!!!
「これに座りたい〜♪」と言うではありませんか!! さっとケープをつけられましたが、一瞬たじろいだものの耐えた!!

もうこの時点で母の涙腺崩壊寸前。成長したなぁ。頑張ってるなぁ。ほんとに感動しました。
私も、「あんたスタッフ?」というようなほっしゃんのすぐそばの立ち位置をキープし、途中何度も「もう嫌だ!」とやばい雰囲気になるたびに、あれやこれやと話しかけ乗り越えました。
結局1度も泣かず、かっこいいほっしゃんに変身させてもらえました!
ご褒美吟味中。

繊細で、いろいろなところでつまずくほっしゃん。真冬の寒い寒い日に、ジャンパーを着ている他の子供たちを見る度に、熱中症になりそうな暑い日に、帽子をかぶっている他の子供たちを見る度に、着せられないことが悲しかった。病気にならないか心配だった。病気になったら私のせいだと思っていた。
それに比べたら髪の毛きれないなんてたいした悩みじゃないけれど、それでもかっこいい髪の毛にしてあげたいなと言う母の気持ちがあった。
そんな想いを経て、その後「ジャンパーを着せてあげたい」「帽子を被らせてあげたい」「かっこいい髪型にしてあげたい」とかは全部自分の物差しであって、それを押し付ける方がほっしゃんにとってはつらいんだ!と気付く日が訪れた。
それに気づいてからいろんなことがだいぶ楽になったんだけど、それでも体を守るためにしてあげたい事はある。その兼ね合いでいつも悩んできた。
今回は所詮髪型。まぁ嫌がったら、切らずに帰ろうと思っていました。そしたら、私の心配をよそに、ほっしゃんは大きく成長していました。
髪の毛を切ることが余裕になったわけではありません。何度も、そろそろやばい?!と言う場面がありました。でもその度にほっしゃんなりに折り合いをつけてがんばり抜くことができました。
ほんとにほんとに、人からみたら、たかが髪切っただけ。でも繊細なお子さんをお持ちのママならみんなみんなわかってくれるのではないかな。この喜びと感動。
今、自分のお子さんが繊細で、いろいろなことができなくて悩んでおられるお母さんがおられたら、この投稿がほんの小さな希望の光になればなと思います。
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