先日、ほっしゃんとこの本を読みました。
『おかあさんがおかあさんになった日』

長野ヒデ子さんのロングセラーです。
「あなたがうまれた日のこと…」という言葉で始まります。母さんが入院してから赤ちゃんが産まれるまでの、病院での1日について描かれたお話です。
赤ちゃんを待ち望む気持ち。
超音波で確認してもらう時の不安と期待。
赤ちゃんがなかなか出てきてくれないなぁ…と気を揉む時間。
とうとう陣痛がきて、長く続く苦しみの時間。(←私は48時間!一回死んだと思います!)
この過程の描写がとてもリアルで、「ほっしゃん大丈夫かな?」と一瞬思いましたが、わたしにとっては懐かしかなるシーンがたくさん。
分娩台の上で赤ちゃんを抱っこするお母さんと、枕元で涙する父。全ての描写が力強い。
そして…。

「はじめての おっぱい。
あかちゃん こんにちは、おかあさんよ。
よろしくね。
あなたのおかげで、わたしは おかあさんに なれたのよ。
わたしのあかちゃん、ありがとう。」
めちゃくちゃ静かに聞いてたほっしゃん。すごく真剣な顔で、このおっぱいを飲んでる絵を指差して、「これほっしゃん?これマミー?これほっしゃんとマミー?」と何度も聞いてきました。
「そうやで。マミーとほっしゃん。マミーもほっしゃんにこうしておっぱいあげてたんやで。ほっしゃんがうまれてきてくれて、嬉しくて嬉しくていっぱい泣いたんや」
ほっしゃんが、ほんとに今までみたことのないほどのとろける笑顔になって、わたしの胸にくっついてきました。
素晴らしい本でした。
…ほんとにわたしをマミーにしてくれてありがとう。
うまれてきてくれて、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
今も愛しくて愛しくてたまらない。
毎日毎日子育てをできることが幸せでたまらない。
全てに本当に感謝です。
ほっしゃん幸せやなぁ。あなたのようなお母さんがお母さんで。とよく思います。