偏食に関するある講座を聞き、とても心に響いた言葉がありました。
まずその言葉をご紹介する前に、前提となる話から…。
発達凸凹キッズのあるあるのひとつに偏食があります。それは、わがままではなく、発達凸凹キッズのもつ「感覚過敏」と「想像の特異性」に関連していると言われています。
「感覚過敏」
たとえば、多くの人が無視できるイチゴのつぶつぶやコロッケの衣が、トゲのように痛く感じたりすることです。
「想像の特異性」
初めてみる食べ物はたべられない。怖かったり、君悪かったり…。イチゴのつぶつぶが、とても君悪いものに見えたり。例えば昆虫食を食べよう!と言われて、それが食べれるものと言われても、気持ち悪くて食べられなかったりしますよね。そういう感覚になるのです。
つまり、彼らの偏食は、「わがまま」や「親の育て方の問題」ではないのです。
でも子どものことを想う親心としては、少しでも栄養のあるものをとって欲しくて、「ひと口だけ食べてみ〜!」「これだけ食べたらごちそうさましていいよ〜!」「頑張れ頑張れ〜!」とか言ってしまうわけです。
保育園でもきっとそうやって、いろんな言葉かけをしてくださっています。
でも…
ここからが、講座で聞いた言葉です。
「ひと口だけでいいからガラス食べてみ♪ って言われて食べれますか?」
グサッときました。
優しさと思って、何十回も何百回も、「ひと口だけ食べてみ♪ 嫌なら出してもいいから食べてみ♪」って言ってきた…。
でも、ひと口も嫌やんな…。ガラスみたいに感じるなら。こわいよね。
ほんまにびっくりするくらい舌の感覚が研ぎ澄まされていて、大きいおにぎりに、1ミリ角の野菜を一粒いれても、「なんか入ってる…」と言って、舌でぺろっと出してきます。
昨日も、バナナ久しぶりに食べてくれて、わー!食べてくれた!って心の中で喜びながら見てたら、すぐに「なんかおかしい」っていって出してきました。バナナみたら、別に黒くなってるとか、ぐにゅぐにゅなってるとかじゃないですよ!ほんとに針の先ほどの小さな点で黒くなってました。それを目ではなく、舌で感じ取ってました。
いやー、神の舌を持つ男。
つまりそんな繊細な舌だから、そら嫌な刺激がたくさんあるんだろう。なのに、「ひと口だけガラスたべ!」って死ぬほど言ってきてごめん!!
ほんの最近のことですが、保育園では、先生の上手な言葉かけや、友達効果もあってか、家以上に食べるようになってきました。でもきっと保育園では一生懸命頑張ってるんやと思います。先生に褒められたいのもあるだろうし、みんなにかっこいいと思われたいのもあるだろうし、自分だけできないっていうのも悔しいだろうし。
だから家くらい、ガラス食べてみって言われず、好きなものだけ食べててもいいやん…って思いました。
それでももちろん母だから、栄養のためにいろんなもの食べれるようになってほしい。だからって、ガラスを食べる練習するんじゃなくて、食べれるものに極めて近いものから試していったらいいよね!
↓食べれるものから味覚を広げていく話、ここでも書いています。興味のある方はどうぞ!
今日は、じゃがいもばっかり食べたはりましたが、まっそんな日もあるよね。…ってそんな日ばっかりやけど 笑
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そうやんな。きっと偏食っ子をもうママはほんとに悩んでて、ほんとに苦労してると思う。毎日のことやしね。でもそういうママをどうサポートするかって難しいよね。責められることいわれたくないけど、第三者の何がない助けが突破口になってすごく救われたりもするしね。
すごいなぁ。そうやって理解するんかぁ。それでも食べて欲しくてあの手この手、いろんなもの買ってみたり、お皿に出してみたりお金もやし労力つかって心折れる日が多いやろうなぁ。 その気持ちは子供サイドもやけど、親サイドもなった人にしか分からんよね。 と自分が知ってるだけでそういうママさんみたときに変な声かけてしまわなくて済む。追い詰めるだけの声かけしてしまうというミスもあるしな。 良い勉強させて貰いました。